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三村悟郎先生の「ラッキー」&「ハッピー」な物語

2016年11月06日

私は今、先生とご一緒に制作した、1973年(昭和48年)6月放送のNHKテレビ番組「ニュース特集」かくれた難病~小児糖尿病~を見ています。

先生は、39年前・50歳そこそこの若々しい姿です。
「ニュース特集」は、当時のNHKの看板番組、ゴールデンタイムに毎週一本(30分番組)として放送されていました。1973年に放送された主なテーマの一角にかくれた難病~小児糖尿病~ が放送されたのです。
スタジオ出演者は、三村悟郎先生は勿論のこと、当時、東京にあって、糖尿病患者のための勉強会を組織されていた丸山博先生が、専門医の立場で、また、小児糖尿病のこどもを抱えた父兄の代表5名が熊本から上京して雛壇に並び、患者家族としての窮状を切々と訴えました。
  更に、スタジオにはもう一人、新進気鋭の衆議院議員・山口敏夫厚生政務次官が座り、小児糖尿病の子供たちの日々の暮らし振りを記録したフイルム映像に見入り、医師や患者の話に耳を傾けました。
番組の司会は、誠実な司会で定評のあるNHKアナウンサー(戦後採用の第一期生)野村泰治さんです。
此のNHK「ニュース特集」の放送が端緒となり、小児糖尿病の存在が広く全国に知られることになりました。しかも、NHKと言う「公共放送」の後押しで、山口政務次官は、スタジオで(放送の中で)「インスリンの自己注射の保険適用が熊本でも認められるようにします。」との英断を発言したのです。
日本の医療保険は、明治政府が制定した医師法の下で全てが縛られています。つまり、注射をするのは、医師自身か、医師の指示の下で看護婦がすることの定めがあります。(医師法・第十七条  医師でなければ、医業をなしてはならない。)
公文書になるまでには、8年の歳月を要しましたが、以下のような通達になり、今や、糖尿病治療の本流に位置しています。

 

当時のNHK事情を申しますと、ゴールデンタイムに30分の全国放送番組を制作する事は、東京以外では、めったにない時代でした。音声が同録出来るフイルムカメラは、東京のカメラマンが出張して撮影したものです。
糖尿病は、患者の生活習慣が変わらなければ、寛解しない・・。この確信が、1959(昭和34年)の糖尿病患者の会「かいどう会」の設立運営、機関誌「弥生」の発刊を促し、1968(昭和43年)には、熊本で初めての小児糖尿病患者サマーキャンプの開催に発展しました。
そして、「ニュース特集」かくれた難病~小児糖尿病~が大成功を収める礎になった、1973(昭和48年3月)「小児糖尿病を守る会」の結成、5月9日の熊本県庁への「難病・小児糖尿病救済に関する陳情書」提出、そして同年5月29日、上京して厚生省への陳情で上京されました。本記が、医療界に身を於かれている皆様からでは計り知れない、NHKテレビ・ニュース特集に記録されていた輝かしい医療史エポックに思いを馳せる糸口になれば幸です。

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